よい子よおいで
うすいシーツがやさしく笑う
影は格子に落ち、ガラス越しの月夜に見惚れ
ピンクと水色の夜、月の船に乗る
おやすみなさいとあなたが言うまでに
あの星だって笑うから
きみの悪夢を食べるおばけになる
やわらかな雲の腕でおやすみ